現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月16日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
3 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
6 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
7 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | おそるべき君等の乳房夏来る |
11 | 薄紅葉恋人ならば烏帽子で来 |
12 | 樺美智子忌白髪を手で梳けり |
13 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
14 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 初鴨を待ち受けている 雲母波 |
17 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
18 | 菫程な小さき人に生れたし |
19 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
20 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
24 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
25 | 寡婦ふたリ歩む吉野の春鴉 |
26 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
27 | 有耶無耶の関ふりむけば汝と我 |
28 | 新樹光老いゆく夫の背に注ぐ |
29 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
30 | 夕立のはじめの一滴火の匂い |
31 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
32 | 砂糖菓子の溶ける快楽平泳ぎ |
33 | 春風や会話は祈り合いである |
34 | 腹底に逆波起つる青嵐 |
35 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
36 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
37 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
38 | われに向く少女の銃や春真昼 |
39 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
40 | 春の雷遅れし者が弔いぬ |
41 | 黄昏にぶつかつてゆく秋の蟬 |
42 | 天文台から春星までは旅である |
43 | 白藤や六十年の寡婦暮らし |
44 | 少年や六十年後の春の如し |
45 | 赤い犀車に乗ればはみだす角 |
46 | おしゃべりに加わる風のクレマチス |
47 | 鈴の音の聞こえてきたり秋ひと日 |
48 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
49 | 月明の死者を剥ぎたる青畳 |
50 | しやぼんだま天が映りて窓の如 |
2024年5月6日 19時23分更新(随時更新中)