現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年6月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
2 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | せきをしてもひとり |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
14 | 新玉の雫のごとく城ケ島 |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
18 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
19 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
20 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
21 | 虎杖の花茫茫と解けぬなり |
22 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
23 | 紫々夫忌や欅青葉の深ねむり |
24 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
25 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
26 | 水の音火の音帰省目覚めけり |
27 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
28 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
29 | おそるべき君等の乳房夏来る |
30 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
31 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
32 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
33 | あめんぼと雨とあめんぼと雨と |
34 | 夏の雲形あるもの消えるもの |
35 | 荒梅雨やじゆつと一気に炒めもの |
36 | 鶯にだまされてゆく浄土かな |
37 | くらがりに女美し親鸞忌 |
38 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
39 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
40 | 張りとほす女の意地や藍ゆかた |
41 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
42 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
43 | 山や田の緑引き締め菖蒲咲く |
44 | 鬱さなかなぜか母恋ふ夕蛍 |
45 | 俳人も小粒になりぬわらび餅 |
46 | 緑葉噛んで酒すするなり山の人 |
47 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
48 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
49 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
50 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
2024年9月21日 06時49分更新(随時更新中)