現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
2 | 富有柿が眼となるピカソの花模様 |
3 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 人体冷えて東北白い花盛り |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 面輪板老いの日月の淡くすぐ |
9 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
10 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
11 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
12 | 露けさの一つの灯さへ消えにけり |
13 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
16 | 秋の水自在に彩を得て愛し |
17 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
18 | 摩周湖のこよなくあをし霧の花 |
19 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
20 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
21 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
22 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
23 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
24 | かび美しき闇やわが身も光りだす |
25 | 芋水車廻れよ冬が追かける |
26 | 竜淵に潜む湯布院金鱗湖 |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | 海光を窪ませてから蜃気楼 |
29 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
30 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
31 | 口あけし羅漢のひとり木の実落つ |
32 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
33 | 芋の露連山影を正しうす |
34 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
35 | ゆく秋やふくみて水のやはらかき |
36 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
37 | 狐らも夜霧の上の風を聴け |
38 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
39 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
40 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
41 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
42 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
43 | 独裁のけむりまきつく腰帯の発端黴び |
44 | 福寿草卒寿の母の京言葉 |
45 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
46 | 露けさの一団百人が動く |
47 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
48 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
49 | 梅を干す体育祭の坂の下 |
50 | ひんがしに阿蘇の煙や紅葉晴 |
2024年9月20日 22時33分更新(随時更新中)