現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年2月17日のデイリーキーワードランキング
1 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
2 | 我家まで月の一すぢ |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | 荒海へ籠の林檎が匂ひけり |
5 | ざら紙の昭和の戦史黴匂ふ |
6 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
7 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
8 | 立冬のことに草木のかがやける |
9 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
10 | 味噌汁の湯気を小春の吸ひにけり |
11 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
12 | ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ |
13 | 風が吹く仏来給うけはひあり |
14 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
15 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
16 | 七七忌掃き寄せてあり落椿 |
17 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
18 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
19 | 税重く財布も堅く春遠し |
20 | 愛と同量の飢え暗澹と開渠を下る |
21 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
22 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
23 | かぶと虫今日は私服で空を飛ぶ |
24 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
25 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
26 | 愛されることのみ覚え薄紅葉 |
27 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
28 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
29 | 愛国も売国もみな着ぶくれて |
30 | 若狭には佛多くて蒸鰈 |
31 | 老いてこそなほなつかしや雛飾る |
32 | 愛すべし椋鳥は鈴生り君は弓なり |
33 | 父ゆきし二月は山の容ちせり |
34 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
35 | まなこ荒れ/たちまち/朝の/終りかな |
36 | 大寒の光塵として糞まりぬ |
37 | 母逝くや竈の匂ひしたやうな |
38 | 火遊びの我れ一人ゐしは枯野かな |
39 | 籐椅子に海を見てゐるとき負けし |
40 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
41 | 雪の野のふたりの人のつひにあふ |
42 | あしゆびをそよがせ涅槃したまへり |
43 | 内裏雛似た面差しの幼な客 |
44 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
45 | なあ友よこの世だつて存外寒い |
46 | 愛猫の入院の夜冴返る |
47 | 春の潮張りては緩む舫い綱 |
48 | 歳時記は疲れています花は葉に |
49 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
50 | 藍壺に寝せある布や明易き |
2024年9月21日 03時04分更新(随時更新中)