現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 雲を吐く三十六峯夕立晴 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 看取りより解かれし冬を淋しめり |
5 | 住み古りて封書一通くる旱 |
6 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
7 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
8 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
9 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | イチローの野球哲学秋ふかむ |
12 | 守武の忌は露けくて鳩すずめ |
13 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
16 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
17 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
18 | 老農の眉目しづかに田水沸く |
19 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
20 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
21 | 零の中 爪立ちをして哭いてゐる |
22 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
23 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
24 | おそるべき君等の乳房夏来る |
25 | 春睡やわが世の外の医学会 |
26 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
27 | あはれこの瓦礫の都 冬の虹 |
28 | 鯛焼きの泳いでとおる梅の花 |
29 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
30 | 霜の夜の鉛筆匂うまで削る |
31 | 彼岸会の車箪笥の環鳴らす |
32 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
33 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
34 | 彼一語我一語秋深みかも |
35 | 已むを得ず日本に住みて梅雨深し |
36 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
37 | 二十のテレビにスタートダッシュの黒人ばかり |
38 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
39 | 燭の灯を煙草火としつチエホフ忌 |
40 | 山頂に置き忘れたる懐手 |
41 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
42 | たんぽぽの綿毛飛び交ふ不犯のまま |
43 | 認知症言えば唐辛子のせいにする |
44 | 風吹くや傾きやすき天の川 |
45 | 愛される藪蚊は六義園育ち |
46 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
47 | いづれのおほんときにや日永かな |
48 | 春水を押しくぼまして風が吹く |
49 | 風上に白鳥あそび年立てり |
50 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
2024年9月20日 11時36分更新(随時更新中)