現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年9月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 星空へ店より林檎あふれをり |
3 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
4 | 木犀をみごもるまでに深く吸ふ |
5 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
6 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
7 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
10 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
11 | 月の人のひとりとならむ車椅子 |
12 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
13 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
14 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
15 | 鳴く蟲のただしく置ける間なりけり |
16 | 人の世の闇の深さや蛍の火 |
17 | 川を見るバナナの皮は手より落ち |
18 | 芋の露連山影を正しうす |
19 | 九月十一日火加減の定まらず |
20 | 行きゆきて深雪の利根の船に逢ふ |
21 | 入れものが無い両手で受ける |
22 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
23 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
26 | 散り残る桜の空の深かりき |
27 | ふるさとは山路がかりに秋の暮 |
28 | 血族を美しと一瞬 野分かな |
29 | 寺町は三十三寺秋しぐれ |
30 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
31 | 薀蓄を述べたき人と皐月展 |
32 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
33 | 棘の木は燦然と人ねむらしめ |
34 | 光堂より一筋の雪解水 |
35 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
36 | 籬といふやさしきことば秋陽射す |
37 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
38 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
39 | をさな児に添ひ寝天皇誕生日 |
40 | かりがねに乳はる酒肆の婢ありけり |
41 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
42 | 風白し耳やわらかくしておこう |
43 | 恋猫と語る女は憎むべし |
44 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
45 | さきがけてわが部屋灯す春夕焼 |
46 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
47 | 追いかけてくる子等もなし冬の蝶 |
48 | ふところに入日のひゆる花野かな |
49 | 西日照りいのち無惨にありにけり |
50 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
2024年9月20日 15時18分更新(随時更新中)