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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2008年9月9日のデイリーキーワードランキング

1

心平死んだ冬は裸の太い幹
2

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
3

後から大かまきりに飛びつかれ
4

桃の葉垂れたる夜寒をあるく
5

菊咲けり陶淵明の菊咲けり
6

鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる
7

つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華
8

とどまれば熱き躰や芋嵐
9

ほほゑみのながれつきたる夏山家
10

まゆ玉のしだれのもとのよき眠り
11

ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く
12

今の間のおういぬふぐり聖人去り
13

六月の真夜の家裂く金の馬
14

地の涯に倖せありと来しが雪
15

大空に立山澄めり今朝の秋
16

妻がゐて子がゐて孤独いわし雲
17

山越える山のかたちの夏帽子
18

待てど来ずライターで焼く月見草
19

心中に師なく弟子なくかすみけり
20

心消し心灯して冬籠
21

心臓と同じくらゐの海鼠かな
22

心電図ウサギ一列ワニ一列
23

性格が八百屋お七でシクラメン
24

灯台のように遠くて裸足です
25

灰色の象のかたちを見にゆかん
26

苗代の青や近江は真つ平ら
27

藍壺に寝せある布や明易き
28

逢うために母は銀河の駅に佇つ
29

遠景に桜近景に抱擁す
30

鮟鱇の胆溢れゐる鉄の皿
31

あぢさゐの花より懈くみごもりぬ
32

あんかうや孕み女の釣るし斬り
33

あんぱんを落して見るや夏の土
34

いづれともなきところにて足袋を穿く
35

うかうかと我門過る月夜かな
36

おとといのああしたことも鶴渡る
37

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
38

たんぽぽの空き地で龍を待ち伏せる
39

たんぽぽの絮に白血球騒ぐ
40

のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液
41

まゆ玉や一度こじれし夫婦仲
42

をみなえし又きちかうと折りすすむ
43

三千の俳句を閲し柿二つ
44

乙鳥や小路名の多き京の町
45

佐保姫と坂東太郎接吻す
46

冬の日や臥して見あぐる琴の丈
47

匂ひ艶よき柚子姫と混浴す
48

匙なめて童たのしも夏氷
49

古九谷の深むらさきも雁の頃
50

地虫出づふさぎの虫に遅れつつ


2024年3月30日 00時14分更新(随時更新中)
 

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