現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
3 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
6 | 老いてこそなほなつかしや雛飾る |
7 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
8 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
9 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
10 | 緑陰に三人の老婆わらへりき |
11 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
12 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
13 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
14 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
15 | 綾とりや小鳥殺しの春の雪 |
16 | ものの芽に夜は囲まれ格納庫 |
17 | ときに三寒季語にもたれて四温の猫 |
18 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
19 | この家も誰かが道化揚羽高し |
20 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
21 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
22 | 六月の氷果一盞の別れかな |
23 | つくづくと黴面白き墨の尻 |
24 | 拝みたき卒寿のふぐり春の風 |
25 | ちるさくら海あをければ海へちる |
26 | わが山河いまひたすらに枯れゆくか |
27 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
28 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
29 | まんさくの音沙汰に山ぐらしあり |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | まんさくやいま山姥の面会い |
32 | 寒桜片目で此の世に親しみぬ |
33 | 待つ人のゐる明るさの春灯 |
34 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
35 | 父母未生以前青葱の夢のいろ |
36 | 餅焼く火さまざまの恩にそだちたり |
37 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
38 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
39 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
40 | 遠浅の水清ければ桜貝 |
41 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
42 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
43 | とどまれば熱き躰や芋嵐 |
44 | 天皇誕生日休日となりにけり |
45 | くりからもんもん冬の金魚は逆立ちに |
46 | 大試験山の如くに控へたり |
47 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
48 | 恋猫にまだ北風荒き三崎かな |
49 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
50 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
2024年9月25日 06時37分更新(随時更新中)