現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 口あけて鯉は悠々花粉症 |
2 | 旅立ちはお日様にきく黄タンポポ |
3 | 旅立ちの色整えよ冬の草 |
4 | かげろえる川面に悩みを捨てようか |
5 | 狂ひても母乳は白し蜂光る |
6 | ひく波の跡美しや桜貝 |
7 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
8 | 鶏の気紛れ二町目の桃笑う |
9 | 何んにもないってことはない木の芽吹く |
10 | フラココを止めて小さな嘘を言う |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | 畦焼くやいぬふぐりの花もろともに |
13 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
14 | 何となしざわざわ三月桜の木 |
15 | 校門を出て無口なる卒業子 |
16 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
17 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
18 | 油蝉狙うB29の鉛筆 |
19 | 銅鐸の韻の空耳水ぬるむ |
20 | くさかんむり化けて出る花の下 |
21 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
22 | 風筋のいろいろ分かれ二月尽 |
23 | 春雨の衣桁に重し恋衣 |
24 | おぼろ夜の潮騒つくるものぞこれ |
25 | マネキンのゆびさきにある春愁 |
26 | 春泥や津波一屋余すなく |
27 | 青き踏む幼児の踵やんはりと |
28 | 夕桜城の石崖裾濃なる |
29 | 黄砂きて城を一気に丸呑みす |
30 | 百合嗅いで少年宙へ飛び立てり |
31 | 水彩のやうな出血ヒヤシンス |
32 | あかあかと夕日は能登に沈みけり |
33 | 墓参後にひとの墓見る桜かな |
34 | 部屋広ぐメロン一口香りけり |
35 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
36 | 悴むを羽化のはじまる心地とも |
37 | 寒鮒の死にてぞ臭く匂ひけり |
38 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
39 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
40 | 囚われの水ふかく貝は色増し |
41 | 鯉に鯉押しあうて神発しけり |
42 | 鳥雲に妻なきあとの遠目癖 |
43 | あこがれの小さくなりしうまごやし |
44 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
45 | 乳離れの母子を支えた遠雪崩 |
46 | まほろばの真の花に心映え |
47 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
48 | 頭使お 体動かそ 木木芽吹く |
49 | 遠く透く澪のあかしや雪催ひ |
50 | 風に色付きはじめたる桃の花 |
2024年9月20日 07時59分更新(随時更新中)