現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
4 | 揚羽蝶遠忌の柱叩くかな |
5 | 揚羽とは別の道ゆく神事あと |
6 | 揚羽来る日常かなり直観的 |
7 | 揚羽とはけはひ寺町廓町 |
8 | 揚羽蝶ねむりの国の蒼くあり |
9 | 揚羽蝶国境石に寄り道す |
10 | 揚羽蝶そっと飼っている少年期 |
11 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
12 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
13 | 揚羽蝶磁場に乱れのありにけり |
14 | 揚羽蝶おいらん草にぶら下がる |
15 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
16 | 重ね着の中に女のはだかあり |
17 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
18 | 木犀の風を纏ひつ自己暗示 |
19 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
20 | せきをしてもひとり |
21 | 春の鳰空の青さを怖れけり |
22 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | かげろえる川面に悩みを捨てようか |
25 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
26 | 大落暉今に点火の枯すすき |
27 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
28 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 初夢につかみて声のやうなもの |
31 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
32 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
33 | オーロラは舞へり氷湖に神の楽 |
34 | 青田風入るる晝餉の通し土間 |
35 | 水枕ガバリと寒い海がある |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
38 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
39 | 裏白のみどりの仔細 老あたらし |
40 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
41 | 葦焼きの香を身にまとい夕仕度 |
42 | 海に出て木枯帰るところなし |
43 | 一望の白骨の谷雪あたたか |
44 | いちにち雨の流れた海港を身に湛える |
45 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
46 | 千里より一里が遠き春の闇 |
47 | 菜の花の安房も久留里も風の中 |
48 | 枯もみぢとろろとろろとかげろへり |
49 | 誰彼もあらず一天自尊の秋 |
50 | 青大将実梅を分けてゆきにけり |
2024年9月22日 10時58分更新(随時更新中)