現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年5月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
2 | 蚊柱の向こうの村が消えておる |
3 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | 西国の畦曼珠沙華曼珠沙華 |
7 | 春耕のための地下足袋干しており |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 手に取ったブラウス母の日が近い |
10 | 地下足袋が八十八夜を通りけり |
11 | 海蛍わく波音に眠りけり |
12 | 校門を出て無口なる卒業子 |
13 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
14 | 人の世に解き放たれし雨蛙 |
15 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
16 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
17 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
18 | こんなよい月を一人で見て寝る |
19 | 双眼鏡遠き薊の花賜る |
20 | 春蝉や多摩の横山ふかからず |
21 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
22 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
23 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
24 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
25 | 半眼の心に卯波さわさわと |
26 | 山鳩の声が雨よぶ菊挿芽 |
27 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
28 | 海に出て木枯帰るところなし |
29 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
30 | 人体冷えて東北白い花盛り |
31 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
32 | つゆくさの瑠璃はみこぼす耕馬かな |
33 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
34 | 雲の上に立山すわる春日かな |
35 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
36 | 春潮やわが総身に船の汽笛 |
37 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
38 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
39 | 海女桶のまだ濡れてゐる蝶の昼 |
40 | 声掛けて体位交換花は葉に |
41 | 泡盛や老いては見ゆる鼬道 |
42 | 地虫出るはじめのうちの自由かな |
43 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
44 | 遠くまで来て十薬の花十字 |
45 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
46 | 芍薬やぶっきらぼうの棒はずす |
47 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
48 | すべて過去その過去が動き出す |
49 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
50 | 腰紐は母の手作り花衣 |
2024年4月27日 08時06分更新(随時更新中)