現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年9月19日のデイリーキーワードランキング
1 | ここまでと踵返せり大花野 |
2 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
3 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
4 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
11 | 墓のうらに廻る |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
15 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
16 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
17 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
20 | 水枕ガバリと寒い海がある |
21 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
24 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
25 | ちるさくら海あをければ海へちる |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | 季語一つ盃二つ秋闌ける |
28 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
31 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
32 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
33 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
34 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
35 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
36 | 餅花の灯れり赤子手から手へ |
37 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
38 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
39 | 秋彼岸過ぎていよいよ独りなり |
40 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
41 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
42 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
43 | 曼珠沙華手折るをふっと罪として |
44 | 子規逝くや十七日の月明に |
45 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
46 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
47 | さみだれや船がおくるる電話など |
48 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
49 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
50 | 秋彼岸まだ呼ばないで倶会一処 |
2024年9月25日 08時39分更新(随時更新中)