現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年12月10日のデイリーキーワードランキング
1 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
4 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | ふだん着でふだんの心桃の花 |
7 | 枯野ゆく棺のわれふと目覚めずや |
8 | スケートや青くかなしき空の魚 |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 凩や海に夕日を吹き落す |
11 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
12 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
13 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
14 | 待春の胸すべりゆく聴診器 |
15 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
16 | たらたらと日が真赤ぞよ大根引 |
17 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
18 | いきいきと三月生る雲の奧 |
19 | 大火箸突き刺し囲炉裏の懐古談 |
20 | 白磁の池チェホフはマントを脱ぎ捨てる |
21 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
22 | 去年今年貫く棒の如きもの |
23 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
24 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
25 | その中に崩落の音花カンナ |
26 | 実ざくろの裂けて現はる久女の忌 |
27 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
28 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
29 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
30 | 初蝶やわが三十の袖袂 |
31 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
32 | 眼裏に祖母住んでいる稲架襖 |
33 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
34 | 秋の夜の憤ろしき何々ぞ |
35 | 一行の添え書に見る年賀状 |
36 | どんぐりが一つ落ちたり一つの音 |
37 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
38 | あかるさはほたるぶくろの中にこそ |
39 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
40 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
41 | 村靜か玻璃戸に映る吊し柿 |
42 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
43 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
44 | 子別れの鴉の儀式神の森 |
45 | きさらぎの鴉声まで黝くなり |
46 | みなそこに岩魚の憂の日もあるや |
47 | 水指は白磁初水満たしけり |
48 | 堅雪を渡る背骨月光が鳴る |
49 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
50 | 天の川わたるお多福豆一列 |
2024年9月22日 23時19分更新(随時更新中)