現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年11月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない |
4 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
5 | 初蟬やかがやきそめし水のいろ |
6 | 心まで着ぶくれをるが厭はるる |
7 | シェパードが先に着きたる避暑地かな |
8 | 修善寺の風のかそけき紅葉かな |
9 | 陶器の天使が売れた 木枯骨董店 |
10 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
11 | 一対か一対一か枯野人 |
12 | 初日待つ人声にゐて浜の宿 |
13 | ほととぎす迷宮の扉の開けつぱなし |
14 | 突放し突放し椰子の実と泳ぐ |
15 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
16 | 一行の添え書に見る年賀状 |
17 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
18 | 雛罌粟の光彈きて揺らぎけり |
19 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
20 | 何もかも知つてをるなり竈猫 |
21 | おぼろなり割箸で喰ぶパスタかな |
22 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
23 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
24 | みちのくの町はいぶせき氷柱かな |
25 | 松島の松漆黒の月夜かな |
26 | 冬の日や臥して見あぐる琴の丈 |
27 | 窯変の始まっている冬の雷 |
28 | 六体の笑ひ仏や寺ぬくし |
29 | 鳶の輪のまなかを歩くスキーかな |
30 | 何物が蛾を装ひて入り来るや |
31 | 背を正すこともなくなり寒椿 |
32 | さみだれや船がおくるる電話など |
33 | チェロ弾きのめくる譜面の星月夜 |
34 | さいはての句碑に掛け置く春ショール |
35 | 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり |
36 | 水中の陽を囲みたる鴨の陣 |
37 | 家族みな融かされている夕茜 |
38 | 春の空気ごうごうとして桐箪笥 |
39 | 吊柿鳥に顎なき夕べかな |
40 | 山のこと家のこと聞く夏炉かな |
41 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
42 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
43 | 鶴帰る海へこだまを返しつつ |
44 | 惑星の小さき湖心へ蜆舟 |
45 | 高階に見る逆光のアキアカネ |
46 | 師走来て決めかねしこと決めしこと |
47 | 雁の数渡りて空に水尾もなし |
48 | 生と死のはざまか春が先きに逝く |
49 | 水枕ガバリと寒い海がある |
50 | 白湯呑んでしばらく骨となっており |
2024年9月25日 01時36分更新(随時更新中)