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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2019年3月26日のデイリーキーワードランキング

1

友と居て妻を疎んず鮟鱇鍋
2

滴りの怺へかねたる光なり
3

夏鴉落暉に声を焦がし飛ぶ
4

ひととせにひとつの春や技芸天
5

父の死後すこし躄りし陶狸
6

網戸屋の風売る声を流しゆく
7

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
8

無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ
9

雪の野のふたりの人のつひにあふ
10

寒雀身を細うして闘へり
11

身ほとりに風湧く思ひ更衣
12

彼岸西風一巡りして海に出る
13

母の日のてのひらの味塩むすび
14

かたまつて薄き光の菫かな
15

ああ小春我等涎し涙して
16

町空のつばくらめのみ新しや
17

春風や闘志いだきて丘に立つ
18

鶏頭の十四五本もありぬべし
19

絶えず人いこふ夏野の石一つ
20

清明や街道の松高く立つ
21

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
22

父の骨冬田の中を帰りけり
23

嗚呼神様オリンピックの冬の陣
24

日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり
25

せきをしてもひとり
26

気遅れの色纏いたり日雷
27

大いなる鐘にゆきあふ朧かな
28

母の忌はかならず晴れる蕪畠
29

恋猫の疲れて端居大欠伸
30

玉葱はいま深海に近づけり
31

凍の夜も鰈の腹は白からむ
32

チェーンソーに倒さる古木櫻蕊
33

数えればわっと崩れる蝌蚪の陣
34

青蛙おのれもペンキぬりたてか
35

行き過ぎて胸の地蔵会明りかな
36

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
37

春風が笑いくずれてくる故郷
38

糸蜻蛉交めば昨日すでになし
39

毛虫焼く火の舌そよぐ風もなし
40

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
41

エアコンの水滴背中に蛇を描く
42

わが庭をしばらく旅す人麻呂忌
43

星が来ていざなう銀河飛行船
44

今朝秋の靴へするりと納まれり
45

曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて
46

喜寿傘寿まだまだ若き竹の春
47

卒業の兄と来てゐる堤かな
48

てふてふひらひらいらかをこえた
49

春の風ルンルンけんけんあんぽんたん
50

死に絶えし家に隣りて冬夜かな


2024年9月21日 13時45分更新(随時更新中)
 

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