現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | おそるべき君等の乳房夏来る |
5 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
6 | 年輪の初めまんまる法師蟬 |
7 | 長き夜の刀の鍔の素朴なる |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | こでまりのこぼれんとしてこぼれざる |
12 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
13 | 妻の愚痴聞きあきました金魚鉢 |
14 | 逸材の育つ土壌や福寿草 |
15 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
16 | ふくろふに真紅の手毬つかれをり |
17 | らしくともらしくなしとも猪の跡 |
18 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
19 | 吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く |
20 | 凍蝶の明日へ熱い息をかけ |
21 | 友の死をゆさぶるごとく海胆すする |
22 | 考える人は考え昭和の日 |
23 | 牡丹百二百三百門一つ |
24 | あさまらのめでたき春となりにけり |
25 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
26 | ライダーの翼広げし大夏野 |
27 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
28 | 爾臣民に告ぐ列島の猛暑かな |
29 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
30 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
31 | 海女戻る安乗中学横切りて |
32 | 雲海の中に石楠花盛りなる |
33 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
34 | 人体冷えて東北白い花盛り |
35 | 天の川わたるお多福豆一列 |
36 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
37 | ちるさくら海あをければ海へちる |
38 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
39 | 夏星の落ちて浜辺の星の砂 |
40 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
41 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
42 | まぼろしの蝶生む夜の輪転機 |
43 | 花筏これより先は神田川 |
44 | 一陣の風に乘り行く花吹雪 |
45 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
46 | 加速する時間わたくし枯れ急ぐ |
47 | 有明の月に雲仙眠るかな |
48 | 青葉月老人ひとり塔を仰ぐ |
49 | 風の棲む原生林の春落葉 |
50 | 羽あつて梢のてつぺんでの早起き |
2024年9月24日 02時28分更新(随時更新中)