現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年11月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | 一月に最も遠い十二月 |
5 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
6 | 方丈の大庇より春の蝶 |
7 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
8 | 初夢にさつぱりわやと青畝大人 |
9 | 一日もの云はず蝶の影さす |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | みちのくの蚯蚓短し山坂勝ち |
12 | たべのこすパセリのあをき祭りかな |
13 | 退職の夫へ私の菊花賞 |
14 | 駒ケ岳凍てて巌を落しけり |
15 | 千の手の一つを真似る月明かり |
16 | 茄子の馬とうとう姉の夜がきた |
17 | 戦争と畳の上の団扇かな |
18 | オリーブは眠れる木なり野分だつ |
19 | えりあしのましろき妻と初詣 |
20 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
21 | そのなかに芽を吹く榾のまじりけり |
22 | 兵馬俑見つめてをれば悴かめり |
23 | 田の母よぼくはじゃがいもを煮ています |
24 | 色なき風声噛むやうにピアニシモ |
25 | じゃんけんで負けて螢に生まれたの |
26 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
27 | 鳥渡る地に残されし哺乳瓶 |
28 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
29 | 六十年 まだ核がある セミよ |
30 | 冬の母逝きて恋鳴る黄泉螢 |
31 | 竜淵に潜む湯布院金鱗湖 |
32 | あくびしていでし泪や啄木忌 |
33 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
34 | 桶あれば桶をのぞいて十二月 |
35 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
36 | 大佛の冬日は山に移りけり |
37 | 廃屋になだれて柿の黄金なす |
38 | 枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ |
39 | けふは凩のはがき一枚 |
40 | 雷落ちて火柱みせよ胸の上 |
41 | しぐるるや僧も嗜む実母散 |
42 | 実朝忌あし跡のみの百千鳥 |
43 | 寒き日の影も形も現なり |
44 | 木がらしや東京の日のありどころ |
45 | 葱坊主吹かれてをれどみな黙す |
46 | 児の本にふえし漢字や麦の秋 |
47 | 日向ぼこここらが良かろお地蔵様 |
48 | 初暦めくる一枚過去となる |
49 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
50 | おかあさんどいてと君子蘭通る |
2024年9月26日 01時53分更新(随時更新中)