現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月24日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
3 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
4 | 八月や六日九日十五日 |
5 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
6 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
7 | 春の葦軍港といふ陰部あり |
8 | 青木の実朱をこぞりたり家低く |
9 | 愛蔵す東籬の詩あり菊枕 |
10 | なれゆゑにこの世よかりし盆の花 |
11 | 雁やのこるものみな美しき |
12 | 西瓜ごろんと寝かせ関東ローム層 |
13 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
16 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 芋の露連山影を正しうす |
19 | あをあをと空を残して蝶分れ |
20 | さるすべりしろばなちらす夢違い |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 音すべて大樹に吸はれ処暑の宮 |
23 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
24 | 路地裏を夜汽車と思ふ金魚かな |
25 | あしおとの花のさかりへまぎれこむ |
26 | 結界は身の内にあり珊瑚の実 |
27 | 満月のほたるぶくろよ顔上げよ |
28 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
29 | 韓招も御屯をつくる苗代ごゑ |
30 | 星月夜 最終便に乗るつもり |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | 赤とんぼ山のお寺の鐘が鳴る |
33 | すすき野に肌あつきわれ昏れむとす |
34 | 虫の音にまみれて脳が落ちてゐる |
35 | うつくしきあぎととあへり能登時雨 |
36 | かりがねや生死はいつも湯が滾り |
37 | 新涼やするりと抜ける躾糸 |
38 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
39 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
40 | 流るるは求むるなりと悠う悠う |
41 | あかあかと夢に綿打つ晩夏かな |
42 | ゆく雲にしばらくひそむ帰燕かな |
43 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
44 | 朝顔や百たび訪はば母死なむ |
45 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
46 | 悪玉が笑へり赫き盆の月 |
47 | 入れものが無い両手で受ける |
48 | 硯洗ふ墨あをあをと流れけり |
49 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
50 | 炎天に散らばっている 記憶たち |
2024年4月20日 19時23分更新(随時更新中)