現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年2月10日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 凩や海に夕日を吹き落す |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
5 | 立冬のことに草木のかがやける |
6 | 鶴帰るペースメーカー順調に |
7 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
8 | 観梅に遅れをとりて嬰葉 |
9 | 春の昼喪服の中のししむらも |
10 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
11 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
12 | 秋風や屠られに行く牛の尻 |
13 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
14 | なごり雪ポケットひろく開けておく |
15 | 春の昼生傷をもち横たわる |
16 | その奥になほ瀧ひびく白障子 |
17 | 苗木市春の粉雪となりにけり |
18 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | 雨期来たりなむ斧一振りの再会 |
21 | 天麩羅の崩れるごとき大夕焼 |
22 | 真夜渡る音凜烈の冬来るか |
23 | 夜の雲に噴煙うつる新樹かな |
24 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
25 | 夕枯野くせ字なぞりて焼きし文 |
26 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
27 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
28 | 一月はまた佳きことを待つこころ |
29 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
30 | 拓チャンの書初め大いなる楕円 |
31 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
32 | 初霜や秋霜烈日緩びしも |
33 | 夕立は貧しき町を洗ひ去る |
34 | 青空に羽毛の月出て苗木市 |
35 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
36 | 母の樹の根に吹き溜まる*蝉の骸 |
37 | うしろ姿の時雨てゆくか |
38 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
39 | 人はひとのぬくみの中にお水取り |
40 | とろとろと温みて冬の音の中 |
41 | 如月や日本の菓子の美しき |
42 | 大根馬かなしき前歯見せにけり |
43 | 絨毯にあふるる夜のありしかな |
44 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
45 | 小さな秋優しい声を聞きました |
46 | 総開帳の秩父路をゆく雨の中 |
47 | 風葬の獣の声か冬芒 |
48 | 雪むかえ糀ゆたかな味噌の味 |
49 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
50 | 運命は笑ひ待ちをり卒業す |
2024年9月26日 18時57分更新(随時更新中)