現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年8月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | ふへふへと花の根元の酔っ払い |
4 | 六月の氷菓一盞の別れかな - - |
5 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
6 | 吾子と寝て丈半分の温みかな |
7 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
8 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
9 | 花あかり土曜講話のもれ寺領 |
10 | オリオンの盾新しき年に入る |
11 | 兄以上恋人未満掻氷 |
12 | 年越蕎麦待てばしきりに救急車 |
13 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
14 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
15 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
16 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
17 | 方丈の大庇より春の蝶 |
18 | 七生七たび君を娶らん 吹雪くとも |
19 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
20 | 八月や六日九日十五日 |
21 | 新涼の身にそふ灯影ありにけり |
22 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
23 | 筒鳥や三河木綿の織られゆく |
24 | 早鞆の風に口あけ燕の子 |
25 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
26 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
27 | 泉の底に一本の匙夏了る |
28 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
29 | 老い母の膕見える夏の家 |
30 | 水甕の水に触れゆく野分の端 |
31 | 流れたる花屋の水の氷りけり |
32 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
33 | 晩夏晩年角川文庫蝿叩き |
34 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
35 | 漂白剤少しく溶かし春厨 |
36 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
37 | そのかみの火口に燃ゆる躑躅かな |
38 | 走りゆく蟻夕焼けしこと知らず |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
41 | 我声の風になりけり茸狩 |
42 | 萬緑の黙ひたひたと紀伊の屋根 |
43 | 鳰浮き出る度にあたらしき |
44 | 新涼や仏にともし奉る |
45 | 雪後にて天翔ける腋鮮しや |
46 | 月光の泡立つ父の生毛かな |
47 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
48 | 眠ろうとすると銀河で星が鳴る |
49 | 先頭の蟻を知らない蟻の列 |
50 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
2024年9月27日 00時11分更新(随時更新中)