現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月13日のデイリーキーワードランキング
1 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 螢獲て少年の指みどりなり |
4 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
5 | うそ寒し鯉のくちびる何か言う |
6 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
7 | 千の手の一つを真似る月明かり |
8 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
9 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | 秋気満つ光源氏を読みあいて |
12 | 山深く狂女に逢へり葛の花 |
13 | 重ね着の中に女のはだかあり |
14 | 弾丸の一歩先ゆく涼しさよ |
15 | ここまでと踵返せり大花野 |
16 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
17 | この道しかない春の雪ふる |
18 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
19 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
20 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
21 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
22 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | ばらばらに飛んで向ふへ初鴉 |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 釣瓶落しといへど光芒しづかなり |
27 | 戦争と畳の上の団扇かな |
28 | 頑丈に生んでくれたる柚子湯かな |
29 | 方丈の大庇より春の蝶 |
30 | 小鳥来て午後の紅茶のほしきころ |
31 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
32 | 球場に万の空席初燕 |
33 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
34 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
35 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
36 | 春山のかくしきれない傷あまた |
37 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
38 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
39 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
40 | 風がきて人間くさき菊人形 |
41 | 運動会少女の腿の百聖し |
42 | オリオンの見え初む山古志寂莫たり |
43 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
44 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
45 | 燈籠のよるべなき身のながれけり |
46 | あたたかな 雨が降るなり枯葎 |
47 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
48 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
49 | 耳にする変な日本語終戦忌 |
50 | けふの月馬も夜道を好みけり |
2024年4月27日 19時19分更新(随時更新中)