現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 玲瓏とわが町わたる冬至の日 |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
4 | この道しかない春の雪ふる |
5 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
6 | 螢獲て少年の指みどりなり |
7 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
8 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
9 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
10 | 八月や六日九日十五日 |
11 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
12 | 羽抜鳥よく水噛んで飲みにけり |
13 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
14 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
15 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 春愁やくらりと海月くつがへる |
19 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
20 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
21 | 住吉の松の下こそ涼しけり |
22 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
23 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
24 | 一日もの云はず蝶の影さす |
25 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 初暦知らぬ月日は美しく |
28 | ちるさくら海あをければ海へちる |
29 | しがらみのひいふうみいよゆきばんば |
30 | 千の手の一つを真似る月明かり |
31 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
32 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
33 | 缶蹴りの途絶えて久し寒夕焼 |
34 | 船の名の月に読まるる港かな |
35 | 露万朶万朶の天の闇を統ぶ |
36 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
37 | 熾る火に向かう面や薪能 |
38 | 青嶺聳つふるさとの川背で泳ぐ |
39 | 凩や海に夕日を吹き落す |
40 | 古毛絲玉日当るは楢林 |
41 | さりさりと紙切っている小六月 |
42 | 仰向いて水飲む昼やわれも秋 |
43 | 芋の露連山影を正しうす |
44 | 冬の水一枝の影も欺かず |
45 | 紅葉明るし手紙よむによし |
46 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
47 | 夜話の最後は聞かず眠りけり |
48 | メタセコイア裸となるや雪降り来 |
49 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
50 | 桔梗や男も汚れてはならず |
2024年4月20日 10時00分更新(随時更新中)