現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月26日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
8 | 露草に濡れてまた泣く隣の子 |
9 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 蘇鉄の実鉄器時代の続くなり |
13 | 夢の世に葱を作りて寂しさよ |
14 | 咳をしても一人 |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 放蕩の尾は遥かなり籠枕 |
17 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
18 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
19 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
20 | たらちねの母の乳房や布袋草 |
21 | こんなよい月を一人で見て寝る |
22 | 星空へ店より林檎あふれをり |
23 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
24 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
25 | ものの種にぎればいのちひしめける |
26 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
27 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
28 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
29 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
30 | 児があらばぽぽと飲まさんうしのちち |
31 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
32 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
33 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
34 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
35 | くもの糸一すぢよぎる百合の前 |
36 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
37 | 老婆過ぎ風のむらがる竹煮草 |
38 | 世界中トースト飛び出す青葉風 |
39 | 熱砂走るひびき少女の重さだけ |
40 | 土曜日のちょっといい酒青葉雨 |
41 | 探梅やみささぎどころたもとほり |
42 | 半夏生狐が眉をひきはじむ |
43 | 泉への道後れゆく安けさよ |
44 | 木耳やカフカの耳の尖り方 |
45 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
46 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
47 | 喜びの心の隙間天狗茸 |
48 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
49 | 合歓の花もとより大慈大悲たり |
50 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
2024年9月25日 15時05分更新(随時更新中)