現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 寒波急日本は細くなりしまま |
2 | 天上に宴ありとや雪やまず |
3 | 籘椅子を出羽三山の前に置く |
4 | 籘寝椅子灯りて暮れぬ海がある |
5 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
6 | 海融けがたしまなじりに寒波急 |
7 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
8 | 籐椅子に揺れてうたたね鼻眼鏡 |
9 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
10 | 表札は三橋敏雄留守の梅 |
11 | 耕しの鍬に余生という重さ |
12 | 顳顬に溜まる言葉や寒波くる |
13 | ジャンパーが似合ふ漢の十二月 |
14 | 街の雨鴬餅がもうでたか |
15 | 俺にあと何日残せし寒満月 |
16 | ほとほとと雪風雨戸訪ひて |
17 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
18 | せきをしてもひとり |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 雷鳥を見上ぐる方に雲の峰 |
21 | ものの種にぎればいのちひしめける |
22 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
23 | 春爛漫コンダクターの息づかひ |
24 | 幹太き松の真上や寒満月 |
25 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
26 | 雨音のつぶてとなりて春嵐 |
27 | 立冬のことに草木のかがやける |
28 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
29 | 棹ささむあやめのはての忘れ川 |
30 | 籐椅子や家に孤島のあるごとし |
31 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
32 | 寒紅や鏡の奥が知る齢 |
33 | 機関車の切り離されて雪しまく |
34 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
35 | 春夜の街見んと玻璃拭く蝶の形に |
36 | 鷺とんで葛飾ごうり雪もよい |
37 | サフランや映画はきのう人を殺め |
38 | 時ものを解決するや春を待つ |
39 | 音絶えしこの音が雪降る音か |
40 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
41 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
42 | 堅雪を渡る背骨月光が鳴る |
43 | 卵割るように銀河を渡りけり |
44 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
45 | 海に出て木枯帰るところなし |
46 | ならい吹く夕刊記事を拾い讀む |
47 | 急坂に都電の記憶陽炎へる |
48 | 凩の果はありけり海の音 |
49 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
50 | 安土桃山遅れて桜紅葉かな |
2024年4月20日 12時41分更新(随時更新中)