現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月12日のデイリーキーワードランキング
1 | ペンギンに肩なくて散る桜かな |
2 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 蔓引けば詩のひそむらし山葡萄 |
5 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
6 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
7 | 上靴にカタカナの名入学式 |
8 | 寡婦ふたリ歩む吉野の春鴉 |
9 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
10 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
11 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
12 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
13 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
14 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
15 | 若鮎の二手になりて上りけり |
16 | いなびかり北よりすれば北を見る |
17 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
18 | 芽吹き激し中に欠伸をしてゐる木 |
19 | しんがりに昭和一桁花筏 |
20 | 韓招も御屯をつくる苗代ごゑ |
21 | なかんづく珠なす肝や鮟鱇鍋 |
22 | あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ |
23 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
24 | 罪と罪と罰とかまくら春落葉 |
25 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
26 | 春や昔十五万石の城下哉 |
27 | 明け放つ全智全霊たんぽぽ野 |
28 | 離愁とは敦公が今鳴いてゐる |
29 | 新茶汲むいつもの夫婦茶碗かな |
30 | いちにち物いはず波音 |
31 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
32 | 神々の集うかぐら湯桜吹雪 |
33 | ははそばの紅葉がくれの鬼子母神 |
34 | 多佳子忌の高階に泛くエレベーター |
35 | 夜目に光る蛙ひき逃げ事件なり |
36 | 麦秋や空を巨きくする歩幅 |
37 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
38 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
39 | 便所より青空見えて啄木忌 |
40 | 若草やかがやきわたるゴルフ場 |
41 | 衣更え両手淋しき夜となりぬ |
42 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
43 | 暑いなあ 金魚は一つ泡を吐く |
44 | 夕茜どこから来たの赤トンボ |
45 | 村の奥一ところ死に茅花の渦 |
46 | 頑張っている手足あり春の土 |
47 | だんだんと本気になって花の散る |
48 | かごめかごめあの子も消える春霞 |
49 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
50 | 伸び過ぎのアスパラガスほどな粗忽 |
2024年9月23日 14時23分更新(随時更新中)