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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年11月10日のデイリーキーワードランキング

1

たましひのたとへば秋のほたる哉
2

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
3

降る雪や明治は遠くなりにけり
4

うしろ姿の時雨てゆくか
5

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
6

鰯雲人に告ぐべきことならず
7

外にも出よ触るるばかりに春の月
8

篁に一水まぎる秋燕
9

走り根は怒りの動脈春時雨
10

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
11

青天や白き五弁の梨の花
12

菜の花がしあはせさうに黄色して
13

谺して山ほととぎすほしいまゝ
14

分け入つても分け入つても青い山
15

有る程の菊抛げ入れよ棺の中
16

しづかなる力満ちゆきばつたとぶ
17

蟇ないて唐招提寺春いづこ
18

冬の水一枝の影も欺かず
19

スケートの紐むすぶ間も逸りつつ
20

而してわれ不知火の蘂となり
21

朴散華即ちしれぬ行方かな
22

ごむまりのような五月を愛しけり
23

一切の行蔵寒にある思ひ
24

レグホン千の共同不安冬の雲
25

炎天の遠き帆やわがこころの帆
26

柊の花ちらほらと寺は留守
27

桜散るあなたも河馬になりなさい
28

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
29

陶器まつり終えたる里や柿花火
30

まぶしさは予定なき日の白障子
31

老い支度秋思を真ッ先に捨てる
32

海に出て木枯帰るところなし
33

白牡丹といふといへども紅ほのか
34

春雷や胸の上なる夜の厚み
35

勇気こそ地の塩なれや梅真白
36

匙なめて童たのしも夏氷
37

逆らわず従わず行く鴨の陣
38

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
39

生きること一と筋がよし寒椿
40

月光に深雪の創のかくれなし
41

野仏の屈みを直し風薫る
42

ごきぶりを打てとスリッパ渡さるる
43

鶏頭の 十四五本もありぬべし
44

乾草の匂いに染みて母若し
45

鯖街道血のしたたりを塩にして
46

わが胸の春の部分が広がりぬ
47

春めきてものの果てなる空の色
48

むらさきになりゆく二羽の青鷹
49

こんなよい月を一人で見て寝る
50

白梅のあと紅梅の深空あり


2024年4月17日 04時48分更新(随時更新中)
 

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