現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年3月12日のデイリーキーワードランキング
1 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
2 | 明け易し少女に新品の手足 |
3 | あけびの実軽しつぶてとして重し |
4 | あけび漬心通はす会話あり |
5 | 明ければ銀座 人を呑みこむミラービル |
6 | 明易し弔ひふみの筆半ば |
7 | 明易し人に逝く順なかりけり |
8 | 明け易し右脳左脳の覚めきれず |
9 | 明易し電信丘と名付けいる |
10 | 明易し灘の名かはるあたりにて |
11 | 明易しコンビニの灯の徒労感 |
12 | あけぼのの霧がはなるる鷺の丈 |
13 | 明けるのか昏れるのか大山椒魚 |
14 | 明易し海の濁りの膝がしら |
15 | せきをしてもひとり |
16 | 車にも仰臥という死春の月 |
17 | 天仰ぎつづけて雛流れゆく |
18 | 明け易し原油六十ドルに乘せ |
19 | 定型をはみ出す呼吸ひこばゆる |
20 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
21 | 初燕杖ひく我に半転す |
22 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
23 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
24 | 朱の橋を境に山と濃あぢさゐ |
25 | 寝釈迦にはもつとも遠い月見草 |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
28 | 緋躑躅にうからやからの逃げ惑う |
29 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
30 | 南畦祭俳句はロマン田螺鳴く |
31 | 背広紳士団子の串をぐるぐると |
32 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
33 | 次の間にときどき滝をかけておく |
34 | 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ |
35 | 図書館の軒より燕巣立ちけり |
36 | 春の月大笑ひして別れけり |
37 | たんぽぽや長江濁るとこしなへ |
38 | 通夜までのすこし暇の昼蛙 |
39 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
40 | 首あげて怒る土偶や春嵐 |
41 | 悪の名詞化この世まばゆいチューリップ |
42 | 春の波我も堂堂巡りして |
43 | 初秋はうすむらさきの遠嶺かな |
44 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
45 | 生と死のあはひに開く桜かな |
46 | 観音の扉開いて春の舞 |
47 | さようなら言いたくはなし春の宵 |
48 | 雪山はうしろに聳ゆ花御堂 |
49 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
50 | 釘錆びし針山金木犀芬芬 |
2025年8月28日 03時26分更新(随時更新中)