現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年7月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | おそるべき君等の乳房夏来る |
3 | そのときはねずみ花火でお知らせする |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | ふるさとの沖にみえたる畠かな |
6 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
7 | 雁やのこるものみな美しき |
8 | 吾も春の野に下り立てば紫に |
9 | えごの花天の秤は傾けり |
10 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
11 | 瀧の上に空の蒼さの蒐り来 |
12 | 白鳥吹かれ来る風媒の一行詩 |
13 | 赤とんぼじっとしたまま明日どうする |
14 | 湖に暑さ去りゆく夕かな |
15 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
16 | 曳かれる浚渫船喘ぎ漲るものを宥め |
17 | 泥の底繭のごとくに嬰と母 |
18 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
19 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
20 | 罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき |
21 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
22 | 朝顔の双葉のどこか濡れゐたる |
23 | 春灯にひとりの奈落ありて座す |
24 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
25 | 藍の花甕はイランの大きさに |
26 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
27 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
28 | 鬼灯や今を会わねば会えぬ人 |
29 | 啄木鳥や月皎々と青き森 |
30 | ははの忌の口もて受くるぼたん雪 |
31 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
32 | 新涼の驚き貌に来りけり |
33 | 夢に舞ふ能美しや冬籠 |
34 | 花騒のトンネルを出て手をつなぐ |
35 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
36 | 吸殻を炎天の影の手が拾ふ |
37 | 凌霄咲く絆はなくて深き空 |
38 | 夫に母ありて折れ座る卯木 |
39 | 燠明りぽぽと雛のひとり言 |
40 | かがやける臀をぬぐへり海女の夏 |
41 | 乳離れの母子を支えた遠雪崩 |
42 | 穀象の一匹だにもふりむかず |
43 | 明日は明日 今日咲ききって日々草 |
44 | 船の名の月に読まるる港かな |
45 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
46 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
47 | 手にのせて火だねのごとし一位の実 |
48 | 大花火に背を向け線香花火する |
49 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
50 | 初雪や五百羅漢の褥かな |
2024年9月26日 20時15分更新(随時更新中)