現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月22日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 天上に宴ありとや雪やまず |
3 | 闇を撞き韻く鐘の音去年今年 |
4 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
8 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
9 | 雪吊りの解かれて梢光りけり |
10 | 風が研ぐ凍て道の歩の誤たず |
11 | 田楽を喰らひ悪態ひとくさり |
12 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
13 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
14 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
15 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
16 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
17 | 重ねれば雪の音する木の器 |
18 | 木がらしや東京の日のありどころ |
19 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
20 | 雛まつり笑い上戸は母ゆずり |
21 | 芋の露連山影を正しうす |
22 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
23 | ヨーグルト食べつつ見てるレース影 |
24 | せきをしてもひとり |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 簾捲く明治・大正・昭和生き |
27 | 思惟仏の琴線に触れ一葉散る |
28 | 金盞花淡路一国晴れにけり |
29 | 滑り台すべり悪くて蟬しぐれ |
30 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
31 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
32 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
33 | 鳶の輪の絶対音感夕焼ける |
34 | ひかり立つものに棚田の余り苗 |
35 | 薄皮の蝸牛白い営みを濯ぐ老婆 |
36 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
37 | 連翹の雨にいちまい戸をあけて |
38 | 雛納め緋毛氈を先づたたみけり |
39 | ものの種にぎればいのちひしめける |
40 | 惻々と厚雲よりの雁の聲 |
41 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
42 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
43 | サイコロは六の上り目初笑い |
44 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
45 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
46 | 肱川のけあらし分岐点無し |
47 | 書初や少し歪みし平和の字 |
48 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
49 | 時雨るるや又きこしめす般若湯 |
50 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
2024年9月26日 00時04分更新(随時更新中)