現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年11月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 海に出て木枯帰るところなし |
2 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
3 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
6 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
7 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
10 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
11 | あくびしていでし泪や啄木忌 |
12 | 去年今年貫く棒の如きもの |
13 | 方丈の大庇より春の蝶 |
14 | ふと覚めし雪夜一生見えにけり |
15 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
16 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
17 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
18 | 頬杖の一人を残し紅葉燃ゆ |
19 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
20 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
21 | 芋の露連山影を正しうす |
22 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
23 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
24 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
25 | 南瓜煮て風味たしかに八十路越え |
26 | こんなよい月を一人で見て寝る |
27 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
28 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
29 | 冬ざるる一樹に鳥の移りけり |
30 | 水枕ガバリと寒い海がある |
31 | 天の川柱のごとく見て眠る |
32 | 春暁や山ふところの温泉町 |
33 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | 行く雁や此岸の鍵の揺れどほし |
36 | 寒紅やサファイア婚の粧ひに |
37 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
38 | 本読めば本の中より虫の声 |
39 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
40 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
41 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
42 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
43 | 雪散るや千曲の川音立ち来り |
44 | 梅雨の犬で氏も素性もなかりけり |
45 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
46 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
47 | 北風列車その乗客の烏とぼく |
48 | 時雨ふるみちのくに大き佛あり |
49 | 悪相の魚は美味し雪催 |
50 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
2024年4月25日 10時30分更新(随時更新中)