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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2019年6月10日のデイリーキーワードランキング

1

こんなよい月を一人で見て寝る
2

万緑の中や吾子の歯生え初むる
3

分け入つても分け入つても青い山
4

しんしんと肺碧きまで海の旅
5

赤い椿白い椿と落ちにけり
6

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
7

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
8

流氷や宗谷の門波荒れやまず
9

金剛の露ひとつぶや石の上
10

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
11

バスを待ち大路の春をうたがはず
12

ずぶぬれて犬ころ
13

ラガー等のそのかちうたのみじかけれ
14

芋の露連山影を正しうす
15

どの子にも涼しく風の吹く日かな
16

青蛙おのれもペンキぬりたてか
17

いくたびも雪の深さを尋ねけり
18

葡萄食ふ一語一語の如くにて
19

はらわたの熱きを恃み鳥渡る
20

をりとりてはらりとおもきすすきかな
21

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
22

雁の声のしばらく空に満ち
23

がんばるわなんて言うなよ草の花
24

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
25

罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき
26

金亀子擲つ闇の深さかな
27

冬蜂の死にどころなく歩きけり
28

星空へ店より林檎あふれをり
29

今置きし眼鏡をさがす梅雨籠り
30

きのふ雪今朝かみなりや四月馬鹿
31

風の尾につかまっている赤蜻蛉
32

人体冷えて東北白い花盛り
33

広島や卵食ふ時口ひらく
34

向日葵や信長の首切り落とす
35

春風や闘志いだきて丘に立つ
36

母の日のてのひらの味塩むすび
37

春暁や人こそ知らね木々の雨
38

そもそものはじめは紺の絣かな
39

雪残る頂き一つ国境
40

暮六つには寺におります蟇
41

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
42

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
43

紫は水に映らず花菖蒲
44

をさなごのひとさしゆびにかかる虹
45

住み古りて封書一通くる旱
46

浴衣着て少女の乳房高からず
47

老いながら鴉で通す五月盡
48

満天の星に旅ゆくマストあり
49

夏未明音のそくばく遠からぬ
50

滝落ちて群青世界とどろけり


2024年9月21日 18時16分更新(随時更新中)
 

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