現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 光堂より一筋の雪解水 |
2 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
3 | 月のもの代る代るに梅雨家族 |
4 | はくれんの祈りの天にとどきけり |
5 | 口あけて鯉は悠々花粉症 |
6 | 重大なミスをつるんとなめこ汁 |
7 | ゆすらうめ内気なものに落日あり |
8 | 春や昔十五万石の城下哉 |
9 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
10 | 春惜しむいのちを惜しむ酒惜しむ |
11 | 和紙を漉く家に生まれて水温む |
12 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
13 | ひく波の跡美しや桜貝 |
14 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
15 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
16 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
17 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
18 | 西瓜啖ぶ韓国翔ちて来し午餐 |
19 | はんざきの傷くれなゐにひらく夜 |
20 | 浮塵子なら日没までの舞踏会 |
21 | 部屋部屋のうすくらがりや沈丁花 |
22 | 道草は毎日のこと冬たんぽぽ |
23 | ものの芽に夜は囲まれ格納庫 |
24 | 茎立ちて譜面台高く高くする |
25 | 呼びとめて振り返らせてゆすらうめ |
26 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
27 | 風船に悋気吹き込み飛ばしけり |
28 | てのひらに落花とまらぬ月夜かな |
29 | 置き去りの偽扉にぶつかる穴まどい |
30 | 谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな |
31 | 清水湧く青き千曲となるために |
32 | この道しかない春の雪ふる |
33 | 亀鳴くや皆愚かなる村のもの |
34 | 野点して外国人も梅を観る |
35 | 悪友は青麦だった日本晴 |
36 | 戦争が見え隠れする蟬の穴 |
37 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
38 | 札所寺墨の匂える青簾 |
39 | 蠅静か蜂も静かに花八ツ手 |
40 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
41 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
42 | 月の人のひとりとならむ車椅子 |
43 | 下町の閉店通り黄砂降る |
44 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
45 | 水仙をまはり水底へ行く如し |
46 | 咳込んで唯ふれてみる黄水仙 |
47 | 藍の花咲く番外の札所かな |
48 | 野遊びの後ろに夫ゐるうつつ |
49 | 灌ぐたび光新たに甘茶仏 |
50 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
2024年9月26日 09時19分更新(随時更新中)