現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 涙なし蝶かんかんと触れ合いて |
2 | 晝寢すと言ひたるままに荼毘にあり |
3 | 太棹は陽の乱調子遠雪崩 |
4 | 句合せや五位啼きわたる屋根の上 |
5 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
6 | 数えればわっと崩れる蝌蚪の陣 |
7 | スラローム三間とんで火の笹子 |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 空海の混じりておりし蕗の薹 |
10 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
11 | すらすらと稿すすみけり四温の夜 |
12 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
13 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
16 | スカートの中は国境秋の風 |
17 | 漁るや白雨さなかもその後も |
18 | 素足にてのけふをたしかむる |
19 | かたまつて薄き光の菫かな |
20 | あの朝が死ぬ朝だった鉄線花 |
21 | 月光に深雪の創のかくれなし |
22 | スペイン語はいいね旅のリンゴなり |
23 | 船出のドラ鳴る逆光の雲の峰 |
24 | 耐ふるものみな死に絶えて虫は在り |
25 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
26 | 山内にひとつ淫祠や小六月 |
27 | かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す |
28 | 歳時記は疲れています花は葉に |
29 | 落鷹のこゑ諾へり暁の闇 |
30 | 南の海湧き立てり椿山 |
31 | 墓のうらに廻る |
32 | 母の日や乳房に黒子ありしこと |
33 | 枯葦にひと日平らな空と水 |
34 | 波の秀の高きに崩れ花の昼 |
35 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
36 | 雲を吐く三十六峯夕立晴 |
37 | 枯芦や荒れるこころの中に棲む |
38 | 汗で眼鏡がずれるよメーデー腕組めば |
39 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
40 | 夜蛙やくすり買ふ金敷寢して |
41 | 全裸なり波ひたひたと寄る術後 |
42 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
43 | すたすたと朝顔市を僧一人 |
44 | 寒海鼠ごろり熟女の床体操 |
45 | 片腕の馭者をあらそい日と月よ |
46 | 廓女の植女なりせば眉目透く笠 |
47 | 渡り鳥わが名つぶやく人欲しや |
48 | をかしさよ銃創吹けば鴨の陰 |
49 | 飼つてゐる訳ではないが春の雲 |
50 | 寒月や見渡すかぎり甃 |
2024年9月25日 19時46分更新(随時更新中)