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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2019年8月16日のデイリーキーワードランキング

1

白牡丹といふといへども紅ほのか
2

万緑の中や吾子の歯生え初むる
3

てふてふうらうら天へ昇るか
4

八月や六日九日十五日
5

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
6

チチポポと鼓打たうよ花月夜
7

梁の自在の卍鳥雲に
8

俳句など書いてつまらぬ賀状来る
9

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫
10

匙なめて童たのしも夏氷
11

地の涯に倖せありと来しが雪
12

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
13

うぐいすの匂うがごときのどぼとけ
14

盆過ぎの山がはっきり見えてくる
15

湯上がりのごと雲間の冬満月
16

ジャズが湧く蔦ことごとく枯れ尽くし
17

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
18

立山のかぶさる町や水を打つ
19

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
20

ふるさとは無言に満ちて青田風
21

てふてふや水に浮きたる語彙一つ
22

母と寝る一夜豊かに虫の声
23

地球儀に麦藁帽子かぶせけり
24

ほうたるになれぬ人間ばかりいる
25

露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
26

行く春のチーズが少しやわらかい
27

暗室より水の音する母の情事
28

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
29

若鮎の二手になりて上りけり
30

山国に積み重なりし肉の草
31

清明や街道の松高く立つ
32

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
33

外にも出よ触るるばかりに春の月
34

見ることも松の手入でありしかな
35

つくつくし又三郎といなくなる
36

何ごともなく在り宙の七竈
37

雀らも海かけて飛べ吹流し
38

かまきりの卵嚢よりの寒暮光
39

親離れしてゆく子らの背 花吹雪
40

白波にかぶさる波や夜の秋
41

けふの月長いすすきを活けにけり
42

易々と還暦通過 東天紅
43

小鳥くる空に小さな穴あけて
44

水枕ガバリと寒い海がある
45

入れものが無い両手で受ける
46

うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間
47

花野かぜ倖せの尾をはなすまじ
48

鳥のほかなにも来はせぬ辻の春
49

闇生まる花桐二本歩み寄り
50

朝顔の紺のかなたの月日かな


2024年9月26日 02時06分更新(随時更新中)
 

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