現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年3月27日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | さくら咲く氷のひかり引き継ぎて |
3 | さくら咲き心足る日の遠まわり |
4 | せきをしてもひとり |
5 | ひく波の跡美しや桜貝 |
6 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | いなびかり北よりすれば北を見る |
9 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
10 | 蘖に油引きたるごとき葉も |
11 | 兄の手に小さき薬玉もて余す |
12 | 咳込んで唯ふれてみる黄水仙 |
13 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
14 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
15 | 秋空に風の道ありさざ波す |
16 | 春蘭の花芽をかぞえ癒えており |
17 | 黒南風の日比谷にをりぬ湘子亡し |
18 | 風船に挫折感ある一ト弾み |
19 | 好きな道すきに歩いて懐手 |
20 | 朴落葉がさり音立つ夜の静寂 |
21 | 悪茄子の花えすさまはひとりっ子 |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | 裏山に初東雲の蒼からむ |
24 | 遠足が来て河川敷透明に |
25 | 花菜照り瞼は音を立てるべし |
26 | 黒揚羽飛ぶ水滴に映るまで |
27 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
28 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
29 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
30 | 首据わる赤子へ秋の畝傍山 |
31 | ゆさゆさと風に身を漕ぐ蟷螂かな |
32 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
33 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
34 | 黒揚羽亡き人の魂のせて来よ |
35 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
36 | 老斑の輝いてあり里神楽 |
37 | 見覚えの鴉大声花の昼 |
38 | 連翹の雨にいちまい戸をあけて |
39 | まほろばの真の花に心映え |
40 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
41 | じやんけんの白き拳や花衣 |
42 | 風化御法度原爆ドームに海はない |
43 | 日本のわれはをみなや明治節 |
44 | 暖かや物につまづくまで歩く |
45 | いつまでも鞄持つくせ花辛夷 |
46 | 悲哀ですヒアシンスですピアスです |
47 | 黒髪を減らすな父母冷やし飴 |
48 | 宿坊の隷書つなぎの浴衣かな |
49 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
50 | 和菓子屋ととてもふくよかな芋虫 |
2024年9月24日 04時49分更新(随時更新中)