現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 狭すぎる病歴の欄雨月なり |
4 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
5 | 芋の露連山影を正しうす |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
8 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
9 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
13 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
14 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
15 | 月光が革手袋に来て触るる |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
18 | 白髪を梳くごわごわと無月かな |
19 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
20 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
21 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
22 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
23 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
24 | 無月かな禅坊主に鼻捻られる |
25 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
26 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
27 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
28 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
29 | 一壺酒に仲秋無月なるもよし |
30 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
31 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
32 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
33 | 春や昔十五万石の城下哉 |
34 | あかつきやなきやむ屋根のうら |
35 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
36 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
37 | 首出して湯の真中に受験生 |
38 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
39 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
40 | 水色の横浜の地図九月尽 |
41 | 水に底あれば水澄む夏休 |
42 | 凩や海に夕日を吹き落す |
43 | あきらかに鴨の群あり山峡漂泊 |
44 | イエスよりマリアは若し草の絮 |
45 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
46 | ながあめの祖國の異國下痢はやる |
47 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
48 | 不倫のよう荷崩れよう花あしび |
49 | 安楽死出来ぬ桜が地吹雪す |
50 | ときめきは老にもありて赤い羽根 |
2024年9月19日 09時15分更新(随時更新中)