現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
2 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
3 | 天瓜粉しんじつ吾子は無一物 |
4 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
5 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | 棹ささむあやめのはての忘れ川 |
8 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
9 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
10 | つくづくと黴面白き墨の尻 |
11 | 青胡桃しなのの空のかたさかな |
12 | 鮟鱇鍋河豚の苦説もなかりけり |
13 | 鳴き鳴きて囮は霧につつまれし |
14 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
15 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
16 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
17 | 三叉路の一つは海へ青胡桃 |
18 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
19 | 水戀ふは母戀ひなりし冬霞 |
20 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
21 | 寂莫と湯婆に足をそろへけり |
22 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
23 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
24 | 行く我をひとめぐりして秋の蝶 |
25 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
26 | 春風に待つ間程なき白帆哉 |
27 | 若鮎の二手になりて上りけり |
28 | をのこ子の小さきあぐら年新た |
29 | 秋の入水眼球に若き魚ささり |
30 | 仰ぎたるところにありし返り花 |
31 | 蒼みつつしづくする雪妻還る |
32 | 百日紅ごくごく水を呑むばかり |
33 | 春や昔十五万石の城下哉 |
34 | みちをしへいくたび逢はば旅はてむ |
35 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
36 | 舟傾ぐ方に日当り沖膾 |
37 | あかつきの萍たたく山の雨 |
38 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
39 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
40 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
41 | ちる木槿ナイフフォークに軽いむらさき |
42 | おぼろ夜や旅先ではく男下駄 |
43 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
44 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
45 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
46 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
47 | 売文は明日へまはして菊の酒 |
48 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
49 | 玲瓏とわが町わたる冬至の日 |
50 | 二つ三つ嘘見え泥鰌飼ってゐる |
2024年9月25日 08時03分更新(随時更新中)