現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年8月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
2 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 逃げ水や人は十指をもてあまし |
5 | 猫の仔の鳴く闇しかと踏み通る |
6 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
7 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
8 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
9 | 白昼の柱が耽るさくらかな |
10 | 襖絵の蓮の実傾ぐ没日光 |
11 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
12 | しんしんと青い鎌ふるなまけ者 |
13 | 鎌倉の晴つづきけり七五三 |
14 | 天の川水車は水をあげてこぼす |
15 | 冬深し巨船ひたすら南溟へ |
16 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
17 | 漂へるもののかたちや夜光虫 |
18 | 略歴に白梟と暮らせしこと |
19 | そら豆はまことに青き味したり |
20 | 航跡は白い縫代母が来る |
21 | 暑き日の電柱と愛ほそりゆく |
22 | みどり児の生の躍動蕗の薹 |
23 | つまむことこの世にいとし吾亦紅 |
24 | 今年この桜と縁結びけり |
25 | かえるばを天に敷きつめわが恋は |
26 | 白鳥に会えば会ったで哀しかり |
27 | くらくらと日の燃え落ちし春の雁 |
28 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
29 | 捨舟の水漬く纜葦の角 |
30 | 八十路来て花見最中に窯を焚く |
31 | 地球儀のうしろの夜の秋の闇 |
32 | ねころんだ夏野から知恵熱 |
33 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
34 | 元日は大吹雪とや潔し |
35 | 金粉を散らしてわれに墓はなし |
36 | 太陽やラムネの底に海がある |
37 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
38 | 海に出て木枯帰るところなし |
39 | 問はるるやまあまあといふ十二月 |
40 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
41 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
42 | 酒盛りのひとり声高十三夜 |
43 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
44 | 静かに汗す風月堂の氷菓かな |
45 | 運ばむと四枚屏風に抱きつきぬ |
46 | 霾や地を這ふ熊に鞣皮 |
47 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
48 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
49 | 川底に蝌蚪の大国ありにけり |
50 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
2024年3月29日 16時01分更新(随時更新中)