現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年5月14日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
3 | 一日もの云はず蝶の影さす |
4 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
5 | どこか病む冬は夜明けの海である |
6 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
7 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
8 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
9 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
10 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
11 | 病んで夢む天の川より出水かな |
12 | ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない |
13 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
14 | 冬菊や英霊に母としてすわる |
15 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
16 | 遺産分配兄弟平等青榠櫨 |
17 | 長閑さや知つた振りしてこの齢 |
18 | さあ夏だ勝負どころの中七だ |
19 | 冬麗の微塵となりて去らんとす |
20 | 冷遇ガール多彩な蛇に名前あり |
21 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
22 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
23 | 長寿の母うんこのようにわれを産みぬ |
24 | 分け入れば水音 |
25 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
26 | ちるさくら海あをければ海へちる |
27 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
28 | 前略とかしこで終る落し文 |
29 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
30 | 友逝きし二月は逃げるように過ぐ |
31 | 枯山水うるほしゆくや花の雨 |
32 | 毎日は静かに澱む金魚玉 |
33 | うすものを着て雲の行くたのしさよ |
34 | 枯木立月光棒のごときかな |
35 | 万緑に朴また花を消すところ |
36 | 穴惑刃の如く若かりき |
37 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
38 | 雨がふる恋をうちあけやうと思ふ |
39 | 子を放るトランポリンへ夏空へ |
40 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
41 | 女身に 身八つ口あり 夕蛍 |
42 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
43 | 海へ去る水はるかなり金魚玉 |
44 | 美服して牡丹に媚びる心あり |
45 | がまずみの花に揺蕩う日の驕り |
46 | 春夜の街見んと玻璃拭く蝶の形に |
47 | これやこの冬三日月の鋭きひかり |
48 | 底の石ほと動き湧く清水かな |
49 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
50 | 猫の髭花菜の風をゆりかごに |
2024年5月28日 10時28分更新(随時更新中)