現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 我れが行く天地万象凍てし中 |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
4 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
5 | 熨斗を頭に植女幼き膝がしら |
6 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
7 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
12 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
13 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
14 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
15 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
16 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
17 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
18 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
19 | 春暁や山ふところの温泉町 |
20 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
21 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
22 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
23 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 松籟の武蔵ぶりかな実朝忌 |
26 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
27 | 大空に雲噴いてゐる紅葉かな |
28 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
29 | うかうかと我門過る月夜かな |
30 | 木の洞を通ふ風あり秋の立つ |
31 | 曼陀羅の地獄極楽時雨たり |
32 | しぐるるや駅に西口東口 |
33 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
34 | 鮟鱇鍋酔の壮語を楯として |
35 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
36 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
37 | 別るるや夢一筋の天の川 |
38 | 雪解空溺るるごとく木片燃ゆ |
39 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
40 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
41 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
42 | 冬蝶よ草木もいそぎ始めたり |
43 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
44 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
45 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
46 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
47 | 夏草に這上がりたる捨蚕かな |
48 | 祇園会や千の乙女に千の櫛 |
49 | 真つ先に肝を抜かれて吊り鮟鱇 |
50 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
2024年3月29日 05時37分更新(随時更新中)