現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年11月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | あるときは船より高き卯浪かな |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
5 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
6 | 待ち人のこぬ噴水の高さかな |
7 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 重ね着の中に女のはだかあり |
10 | 雪解夕暮れうすむらさきは何時からか |
11 | 大いなる春日の翼垂れてあり |
12 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
13 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
14 | すぐ来いといふ子規の夢明易き |
15 | 夢千代の里牛鍋うからの頬ふくる |
16 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
17 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
18 | 大いなるけものの如く山眠る |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | 胸中の四角三角夜の長し |
21 | 男憎しされども恋し柳散る |
22 | 家や村壊れ雪降り止まぬなり |
23 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
24 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
25 | 福耳の妻と暮らして秋刀魚焼く |
26 | 黴の宿いくとせ恋の宿として |
27 | そもそものはじめは紺の絣かな |
28 | 羅や人悲します恋をして |
29 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
30 | こんなよい月を一人で見て寝る |
31 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
32 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
33 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
34 | 敗荷や鬼の栖の錆が浮く |
35 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
36 | 露けしや撞木の縄の宙とんで |
37 | 冷奴隣に灯先んじて |
38 | 夜は長しぶどう三角柿四角 |
39 | 夢十夜ことごとく花吹雪せり |
40 | 愛国心論じていたる日向ぼこ |
41 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
42 | 落雁や不可視の峰に手をついて |
43 | 瀬頭は白眉よ最上初もみじ |
44 | 大往生大往生とけらつつき |
45 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
46 | 立山を丸ごと焼いている冬日 |
47 | 七曜は無用の身です目借時 |
48 | 戦しごき残る友どち水引草 |
49 | 玻璃壜のうららに傾ぐ乳の河 |
50 | 露坐仏涼しき風に笑み少し |
2024年9月21日 12時55分更新(随時更新中)