現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年2月2日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
3 | 立春の鳶しばし在り殿づくり |
4 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
5 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
6 | 母逝くや竈の匂ひしたやうな |
7 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
8 | 冬日蹴るくびれのふかき勁き足 |
9 | 霜柱俳句は切字響きけり |
10 | 鏡の中へ入ってしまう一張羅 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 山河はや冬かがやきて位に即けり |
13 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
14 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
15 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
16 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
17 | 帰敬の座寒気膝より頭に拔けり |
18 | 初暦知らぬ月日は美しく |
19 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
20 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
21 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
22 | 夏の人参おそらく怒り続くらん |
23 | 裏道のこの静けさよ寒四郎 |
24 | 子がなくて白きもの干す鵙の下 |
25 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
26 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
27 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
28 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
29 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
30 | 粛々と雪の曼陀羅広がりぬ |
31 | 雪しろに南蛮遠くそろふかな |
32 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
33 | ボール蹴るサッカー少年草紅葉 |
34 | 百選の水に育ちし水菜かな |
35 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
36 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
37 | マッチ擦る短い橋を蟹の怒り |
38 | 到り得ぬ光ひとすじ雪蛍 |
39 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
40 | 奥久慈の神祖しだれ桜かな |
41 | 雛あられ膝へ来し子の重さかな |
42 | 初蝶を追ふまなざしに加はりぬ |
43 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
44 | 死飛脚昼から時化にぶっつかる |
45 | しずり雪いつもの道のいつもの木 |
46 | 鞦韆をゆらして老を鞣しけり |
47 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
48 | いなびかり北よりすれば北を見る |
49 | 木蓮の天に向ってじゃんけんぽん |
50 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
2024年9月26日 10時46分更新(随時更新中)