現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年8月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 子をもたぬをとことをんな毛蟲焼く |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 牡丹百二百三百門一つ |
5 | せきをしてもひとり |
6 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
7 | 鏡ごと一族が消え十三夜 |
8 | 夕桜藍甕くらく藍激す |
9 | 鬼太郎の一族と居る十三夜 |
10 | 秋の江に打ち込む杭の響かな |
11 | どこまでが花どこからが花の闇 |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | 鯖の斑に若狭の秋を思ひけり |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
16 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
17 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | ペン先の割れない角度名草の芽 |
20 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 逢いたくて泣きたくて菜の花になる |
23 | ゆりの木の花の一座や地下墓地 |
24 | 一幅の画となる一朶梅真白 |
25 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
26 | 某は案山子にて候雀どの |
27 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
28 | 夏期講座ヒマラヤ杉に集合す |
29 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
30 | さよならと梅雨の車窓に指で書く |
31 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
32 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
33 | 神々のたたかひし野に鍬始 |
34 | 秋雨前線僕ら滞りなくすれ違う |
35 | フルートと聴きしてぬかり虎落笛 |
36 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
39 | あらたまの平和の波よ やまとより |
40 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
41 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
42 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
43 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
44 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
45 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
46 | 国引の夕日にたたむ秋日傘 |
47 | 老い母の膕見える夏の家 |
48 | 夢見つつサマージャンボの列にいる |
49 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
50 | ガンジスに身を沈めたる初日かな |
2024年9月21日 09時24分更新(随時更新中)