現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年4月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 行きゆきて深雪の利根の船に逢ふ |
4 | 大麦秋暫く村じゅうが昼寝 |
5 | 散り急ぐ花の生き方上手かな |
6 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
7 | さりさりと紙切っている小六月 |
8 | 山又山山桜又山桜 |
9 | 父に似て汗の帽子は深くかぶる |
10 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
11 | 鮟鱇や人は見掛けによらぬもの |
12 | 物の芽のほぐれほぐるる朝寝かな |
13 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
14 | 蝌蚪一つ鼻杭にあて休みをり |
15 | 紅梅に癇癪玉の蕾かな |
16 | 河骨の金鈴ふるふ流れかな |
17 | 月冴ゆる一度は見たき棺造り |
18 | 墓のうらに廻る |
19 | 行く雲も帰雁の声も胸の上 |
20 | 春潮のふくらみ来たり巌うつ |
21 | 流氷の桟敷を占むる尾白鷲 |
22 | 月光に一つの椅子を置きかふる |
23 | 麦熟るる活断層は動き止む |
24 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
25 | 蝌蚪の陣どれが防衛長官か |
26 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
27 | 日常の奥より蟬の鳴き初むる |
28 | 遠嶺の風の便りに降る木の実 |
29 | 秋風やくわらんと鳴りし幡の鈴 |
30 | どこまでが花どこからが花の闇 |
31 | うららかな昔を運ぶ人力車 |
32 | 石ころも露けきものの一つかな |
33 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
34 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
35 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
36 | 実ざくろの裂けて現はる久女の忌 |
37 | 元旦や暗き空より風が吹く |
38 | いち早く日暮るる蟬の鳴きにけり |
39 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
40 | あの世ってどんなとこかな花野行く |
41 | ちるさくら海あをければ海へちる |
42 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
43 | 着ぶくれて横に振る首まだありぬ |
44 | 蝌蚪の足出てこい空は大きいぞ |
45 | 爽やかや小銭ばかりが残りたり |
46 | 空っぽの犬小屋匂う夏至の雨 |
47 | 行春や畳んで古き恋衣 |
48 | 山に雪身の内鷹の舞ひ始む |
49 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
50 | 散る桜女弁護士の髪におう |
2024年4月27日 19時17分更新(随時更新中)