現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
2 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
3 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
7 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
8 | 彫刻の森林浴の聖者・裸婦 |
9 | をととひのへちまの水も取らざりき |
10 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
11 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
12 | 蓮の葉もセーラー襟もひるがえる |
13 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
14 | 葛の花遠つ江へ怨み文 |
15 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
18 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
19 | 降る雪が父子に言を齎らしぬ |
20 | 空蝉に真昼の海が残っている |
21 | 夏蜜柑の種子あつむれば薄緑 |
22 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
23 | 倒・裂・破・崩・礫の街寒雀 |
24 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
25 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
26 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
27 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
28 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
29 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
30 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
31 | ささくれ立つ消しゴムの夜で死にゆく鳥 |
32 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
33 | ゆがむ空の蜜の月負う聖母の坂 |
34 | 天よりも夕映敏く深雪の面 |
35 | 日常や椿一輪が重たし |
36 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
37 | 青萱のくらがり汽笛眼をつらぬく |
38 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
39 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
40 | 冬深し柱の中の濤の音 |
41 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
42 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
43 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
44 | 春の夜や屏風の陰に物の息 |
45 | 椿とは知らずに椿落ちている |
46 | 飴なめて流離悴むこともなし |
47 | 草むらは立憲君主国熊ン蜂 |
48 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
49 | もろもろの木に降る春の霙かな |
50 | はなやぎて月の面にかかる雲 |
2024年9月26日 12時49分更新(随時更新中)