現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
3 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
4 | この道しかない春の雪ふる |
5 | 一日もの云はず蝶の影さす |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
8 | 方丈の大庇より春の蝶 |
9 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
10 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
11 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
12 | ものの種にぎればいのちひしめける |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 凩の果はありけり海の音 |
15 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
16 | 凩や海に夕日を吹き落す |
17 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
18 | 螢獲て少年の指みどりなり |
19 | 富士を去る日焼けし腕の時計澄み |
20 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
21 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
22 | 窓の雪女体にて湯をあふれしむ |
23 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
24 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
25 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
26 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
27 | シクラメン花の裳をかゝげ初む |
28 | 海鼠切つて太古の水をあふれしむ |
29 | 額づけば秋冷至るうじなかな |
30 | 月煌々寒波の都会砂漠めく |
31 | いつの世も朧の中に水の音 |
32 | 身に入むる旅に秘仏を拝み来し |
33 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
34 | 箸ひそと運ぶ二人の冬桜 |
35 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
36 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
37 | 切れる子へ目線合わせて蕎麦の花 |
38 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
39 | 落椿つくづく自由とは孤独 |
40 | 北欧の船腹垂るる冬鴎 |
41 | 切株はじいんじいんと ひびくなり |
42 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
43 | 春の水岩を抱いて流れけり |
44 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
45 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
46 | 母のこゑして菊を焚くうすけむり |
47 | 銀杏ゆゑ老ゆ悔ゆ報ゆ見ゆ聞こゆ |
48 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
49 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
50 | 春の水とは濡れてゐるみづのこと |
2024年4月24日 12時26分更新(随時更新中)