現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年7月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
3 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
4 | エプリルフール脚投げ出して足寂し |
5 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 蟷螂は馬車に逃げられし馭者のさま |
8 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
9 | あらたまの鍋持ち上げる力かな |
10 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
13 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
14 | 母の忌の花火いくつも上りけり |
15 | 川上を目指す動機のないメダカ |
16 | 牡丹百二百三百門一つ |
17 | 行く雁や此岸の鍵の揺れどほし |
18 | 蟻の道つぶして歩く23歳 |
19 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
20 | うろたへて母の影ふむ小暑なり |
21 | 愛ちゃんのハッピーハンド花水木 |
22 | 白日傘もう番犬の喉を持つ |
23 | おそく来て若者一人さくら鍋 |
24 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
25 | 無欲なるとき靜かなり白日傘 |
26 | 一句二句三句四句五句枯野の句 |
27 | 短夜の看とり給ふも縁かな |
28 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
29 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
30 | 凍蝶に指ふるるまでちかづきぬ |
31 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
32 | 日のさしてをりて秋めく庭の草 |
33 | 激つ野火煙る遠野火寡黙の勢子 |
34 | 土筆飯ならば少々神妙に |
35 | 洗ひ髪身におぼえなき光ばかり |
36 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
37 | 方丈の大庇より春の蝶 |
38 | てふてふひらひらいらかをこえた |
39 | ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ |
40 | 梅剪るや空のいづこも傷つけず |
41 | 父の魂失せ芍薬の上に蟻 |
42 | 四人家族雪夜は蘭の蕾ほど |
43 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
44 | 爽籟や試歩伸ばし行く夫の背ナ |
45 | 噛み合はぬ会話の間の河鹿笛 |
46 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
47 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
48 | 番鳶くちばしを寄せ寒に入る |
49 | 住吉の松の下こそ涼しけり |
50 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
2024年9月24日 05時34分更新(随時更新中)