現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 達治の忌下駄は素足がよかりけり |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 生涯のいま午後何時鰯雲 |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
7 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
10 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
11 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
12 | 夏永し霞ヶ浦の黒衣の鳥 |
13 | 来よと言う木の声がする残暑かな |
14 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
15 | 草の実をこぼし睡魔に襲わるる |
16 | 寒月下あにいもうとのやうに寝て |
17 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
18 | 五月雨や上野の山も見あきたり |
19 | 漱石が来て虚子が来て大三十日 |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
22 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
23 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
24 | 朝霧の中に九段のともし哉 |
25 | 木がらしや東京の日のありどころ |
26 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
27 | 行秋のとんぼにとまるとんぼかな |
28 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
29 | 世の中の悪を沈める春の雷 |
30 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
31 | 霧深の秩父山中繭こぼれ |
32 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
33 | 縄跳びの縄に入れたし秋蛍 |
34 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
35 | そこだけに日暮れ来てをり海鼠桶 |
36 | 岐れ道右に左に秋の風 |
37 | 籬といふやさしきことば秋陽射す |
38 | 満月の照りまさりつつ花の上 |
39 | 穴出でし蛇と共濡れ老いけらし |
40 | 一度だけの妻の世終る露の中 |
41 | 何探すでもなく白き風を見る |
42 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
43 | 初富士の大きかりける汀かな |
44 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
45 | 今生の今日の花とぞ仰ぐなり |
46 | 鮎打つや石見も果ての山幾つ |
47 | ここまでと踵返せり大花野 |
48 | 一湾を眼下に望む鵙日和 |
49 | 振つてみて土鈴の音の秋を買ふ |
50 | 今生は病む生なりき烏頭 |
2024年4月26日 08時08分更新(随時更新中)