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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年4月30日のデイリーキーワードランキング

1

拾得は焚き寒山は掃く落葉
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

重ね着の中に女のはだかあり
4

春風や闘志いだきて丘に立つ
5

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
6

早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き
7

鴛鴦のときに一羽となりたがる
8

散るさくら孤独はいまにはじまらず
9

山越える山のかたちの夏帽子
10

氷雨してだいだらぼっち腕を垂れ
11

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
12

冬蜂の死にどころなく歩きけり
13

馬の尻の綺麗に割れて菫咲く
14

田に水が入り千枚の水鏡
15

青蛙おのれもペンキぬりたてか
16

春浅き水を渉るや鷺一つ
17

よく見ると花菜の僕は何番目
18

雛飾りつつふと命惜しきかな
19

早乙女の股間もみどり透きとほる
20

ちちろ虫女体の記憶よみがへる
21

水温むうしろに人のゐるごとし
22

芋の露連山影を正しうす
23

麦を踏む子の悲しみを父は知らず
24

朝の膳泰山木の一花あり
25

田にひとりまたひとり増え芦若葉
26

十二支みな闇に逃げこむ走馬灯
27

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
28

空に触れ山藤ものの終りの白
29

をりとりてはらりとおもきすすきかな
30

ダリヤ熟れルイ王朝の夢売りぬ
31

青濁の沼ありしかキリシタン刑場
32

麦の芽の確かな列へ鳴る襁褓
33

討入りの日や下町に小火騒ぎ
34

春耕の田や少年も個の數に
35

万緑の中や吾子の歯生え初むる
36

からだの風景を鷹が舞っている
37

経師屋に撫でられてゐる寝釈迦かな
38

あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ
39

雁やのこるものみな美しき
40

あなたなる夜雨の葛のあなたかな
41

ダンサーになろか凍夜の駅間歩く
42

かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな
43

ゆびきりの指が落ちてる春の空
44

敏き天秤を愛すわれ昨日は森に
45

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
46

十二橋の一橋くぐりまんじゆさげ
47

蝉時雨子は担送車に追ひつけず
48

ラガー等のそのかちうたのみじかけれ
49

寒凪やはるかな鳥のやうにひとり
50

炎天の遠き帆やわがこころの帆


2024年4月24日 07時12分更新(随時更新中)
 

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