現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年2月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
2 | サイネリア待つといふこときらきらす |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | 海に出て木枯帰るところなし |
6 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 雪残る頂き一つ国境 |
9 | 春の山らくだのごとくならびけり |
10 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
11 | 雲湧いて相模の栗を育てけり |
12 | 淡雪や貝の小皿に旬のもの |
13 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
14 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
15 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
16 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
17 | 月夜の葦が折れとる |
18 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
19 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
20 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
21 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
22 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
23 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
24 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
25 | 水仙を明晰という夜明けかな |
26 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
27 | 貝寄風に乗りて帰郷の船迅し |
28 | 向日葵の蕊を見るとき海消えし |
29 | 日が落ちて山脈といふ言葉かな |
30 | 海上を驟雨きらきら玉椿 |
31 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
32 | 雪雲の中に日が浮き雪の降る |
33 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
34 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
35 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
36 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
37 | 戰場の猫に降る雪一萬年 |
38 | 初蝶や轆轤を回し世を回し |
39 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
40 | 秋の航一大紺円盤の中 |
41 | 帶なす朝燒黒人靈歌は女聲高し |
42 | みどりいろに照らされぐにゃぐにゃの脚二本 |
43 | 糸桜ほころび空気色めけり |
44 | 向日葵は陽を浴び影の濃くなりし |
45 | 呆然と去る正月のありにけり |
46 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
47 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
48 | 涼しさに心の中を言はれけり |
49 | 次の世も桃になりたき桃の種 |
50 | 競ひ合ふ天の火の枝冬まつり |
2024年4月26日 08時36分更新(随時更新中)